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健康診断について
2022/09/12
今回は意外とお問い合わせの多い、健康診断のことについて書いてみようと思います。
犬や猫は身体の不調を隠すのが上手です。
不調が現れたときには、症状が進んでしまっていることもしばしば…。
そこで、定期的に健康診断することをおすすめしています。
定期的に検査することで、健康なときの血液検査の数値などを把握できますし、病気になったときに今までのデータと比較することができます。
血液検査の正常値には幅があり、その子が高めの数値、低めな数値、標準値、どの状態にあるのかを知っておくのもいいことだと思います。
当院では、下記のコースを用意しております。
- 血液検査
- ベーシック検査(血液検査+尿検査+便検査+腹部レントゲン検査+腹部超音波検査)
- しっかり検査(ベーシック検査の内容に、さらに胸部レントゲン検査と胸部超音波検査が加わります)
血液検査は全身状態を見れる効率のいい検査です。
少量で多くの情報を引き出してくれます。
ただし、万能の検査ではないので、他の検査も組み合わせて他の角度からも身体を診ることで精度をあげていきます。
レントゲン検査は腹部全体、胸部全体を撮影しますので、臓器の大きさや位置関係を把握するのに適しています。
また、骨や肺、結石を映し出すのが得意です。
超音波検査は、それぞれの臓器の状態をじっくり調べるのに適しています。
動きも確認できますので、心臓の血流の状態や、腸の蠕動の様子などもわかります。
尿検査では、腎臓の機能、尿糖の有無や結晶の有無などがわかります。
このように、それぞれの検査には特徴があるので、組み合わせることでより広く、深く情報を得ることができます。
ベーシック検査としっかり検査は時間を要するため、予約制となります。
健康診断したいけど、どの検査にしたらいいんだろう…、どのくらいの頻度で実施したらいいんだろう…とお悩みの場合はご相談ください。
『うちの子は、怖がりだし心配…』『(犬種や猫種などによってなりやすい病気があるから)ここを重点的に診てほしい』という場合もお気軽に相談してくださいね。
飼い主様もペットちゃんも、お互いに健康に過ごせるといいですね。