混合ワクチン

2023/01/23

こんにちは。

今回は犬と猫のワクチンのことについて書いてみようと思います。

ワクチンは病気を予防する上でとても大切なものです。

感染症から守ってくれます。

人も様々なワクチンを打って、病気の感染予防や重症化を予防しますよね?

ペットちゃんも同じです。

 

当院では、犬のワクチンは6種と10種を、猫のワクチンは3種と5種をご用意しております。

犬の6種ワクチンには、

⚫犬ジステンパー

⚫犬伝染性肝炎

⚫犬伝染性喉頭鼻気管炎

⚫犬パルボウイルス感染症

⚫犬パラインフルエンザ

⚫犬コロナウイルス感染症

の6種類の病気を予防してくれる効果があります。

これに犬レプトスピラ感染症が加わったものが10種のワクチンになります。

レプトスピラには様々な型があり、4種の型が加わっているので10種となります。

6種と10種どっちがいいの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、ワンちゃんの環境に応じて選んであげるとよいかと思います。

ワンちゃんと一緒にアウトドアや様々な地方への旅行を楽しみたい!という場合は10種のワクチンを選択してもいいかもしれません(レプトスピラはレプトスピラという細菌が土壌を関してワンちゃんに感染します)。

 

猫の3種ワクチンには、

⚫猫カリシウイルス感染症

⚫猫ウイルス性鼻気管炎

⚫猫汎白血球減少症

の3種類の病気を予防してくれる効果があります。

これに、猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症が加わったものが5種のワクチンになります。

猫ちゃんも環境に応じて3種か5種かを選んであげたらよいと思います。

猫ちゃんが外へ行く可能性がある場合は、外猫ちゃんとの接触によって白血病やクラミジアに感染リスクがあるので、5種ワクチンを選択する方法もあります。

 

ワクチンにより、まれにアレルギー反応が出ることもあります。

ほとんどのケースが、軽い症状ですみますが、高熱、けいれん、顔の腫れや痒み、ひどい嘔吐や下痢などの重症な症状が出てしまった場合は、すぐにご来院かお電話でご相談ください。

万が一のアレルギー反応に備えて、接種するなら午前中か、午後の早めの時間帯がおすすめです。

閉院に近い時間帯だと、その後の対応が難しくなってしまうため、子犬ちゃんや子猫ちゃん、以前アレルギー反応が出てしまったケースなどの場合は、可能であれば午前中の接種をおすすめします。

 

うちの犬は、散歩に行かないけどワクチンは必要?

うちの猫は、外へ出さないけどワクチンは必要?

との質問をたまに受けます。

ワンちゃんや猫ちゃんが外へ行かなくても、人が衣類や靴の裏などにウイルスを付着して持って帰ってしまうケースもあります。

またドッグラン、トリミングやペットホテルなどを利用する場合には、不特定多数の子も出入りしている場所なので、ワクチン接種をしていた方が心強いかと思います。

 

ワクチンの免疫は生涯続くものではなく、追加接種が必要となります。

当院では、1年毎に追加接種をおすすめしており、追加接種の時期におハガキでご案内させてもらっております。

そのおハガキを来院の目安にしていただけると幸いです。

 

どのワクチンを打てばいいのかわからない、病気の治療中なんだけど、ワクチンはどうすればいい?など、悩んだ場合はお気軽に相談してくださいね。