内分泌科 多量の水を飲む、多量のおしっこをする、痩せてきた・太ってきた

内分泌科

こんな症状はありませんか

  • 多量の水を飲む
  • 多量のおしっこをする
  • 食べているのに痩せてきた
  • 太ってきた

内分泌科の疾患は犬種・猫種、年齢などによって、なりやすい病気があります。
内分泌以外の疾患で似たような症状が出ることもあるので、その可能性も考えていきます。
検査によって診断が付くと治療に移ります。
内科治療・外科治療など、疾患によっては、複数の治療法を合わせて行います。
食事やサプリメントで管理できる場合もあります。

よくある内分泌疾患

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモン欠乏が原因になる病気で、犬で多く、猫でまれです。
犬で一般的にみられる臨床症状として、内分泌性脱毛、ラットテイル、色素沈着、角化異常、再発性膿皮症などの皮膚症状、外耳炎、活動性低下、悲劇的顔貌、肥満、徐脈などが挙げられます。

クッシング症候群

犬で多いクッシング症候群は、過剰なグルココルチコイドというホルモンの作用によって、多飲多尿、多食、腹部膨満、筋肉の萎縮、脱毛、皮膚の菲薄化、面皰(にきび)、パンティングなどさまざまな症状の出る疾患です。

アジソン病

アジソン病は若年~壮年のメスの犬でよくある病気で、グルココルチコイドおよびミネラルコルチコイドの不足により、虚弱、体重減少、食欲不振、嘔吐、吐出、下痢、血便、多尿、乏尿、徐脈、低体温、振戦、痙攣などの症状が出ます。

甲状腺機能亢進症

7歳以上の猫でよくある病気です。症状は様々で、よく食べるのに痩せてくる、嘔吐、下痢、食欲不振、多飲多尿、脱毛、多動、興奮、呼吸促拍など様々な症状があります。

糖尿病

インスリン不足により高血糖になる病態です。猫の糖尿病の主な臨床症状は多飲多尿、食欲不振、体重減少です。重症となると重度の脱水や糖尿病ケトアシドーシスとういう病態になり、虚脱、昏睡状態にまでなってしまいます。インスリン治療がメインとなりますので、自宅でのインスリン治療を指導していきます。

気になる症状があれば病院へご相談にお越しください。